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監修者

記事の監修:マルカツ製麺所 三木政人

マルカツ製麺所は、創業以来地域に根ざし、厳選した国産小麦と清らかな水を使った麺づくりにこだわってきました。確かな製法と経験をもとに、うどんやそばを中心とした美味しさと品質を追求し、食卓に笑顔を届けています。

初めての「生そうめん」を最高に美味しく。 ――職人が教える失敗しない茹で方と、保存のコツ

生そうめん 茹で方 保存方法 基礎知識
初めての「生そうめん」を最高に美味しく。       ――職人が教える失敗しない茹で方と、保存のコツ

「生そうめん」を手に取っていただき、ありがとうございます。 いつもの乾麺とは少し違う、しっとりとした重みと小麦の香りを感じていただけているでしょうか。

「生そうめんは茹でるのが難しそう」 「失敗してベタベタになったらどうしよう」

そんな不安をお持ちの方へ、最初に結論をお伝えします。 生そうめんは、「たっぷりのお湯」「ある一つの食材(梅干し)」さえあれば、誰でも驚くほど美味しく茹で上がります。

乾麺では味わえない、もちもちとした弾力と、絹のような喉越し。 この記事の通りに茹でていただければ、ご自宅の食卓が、私たち職人がまかないで食べる「一番美味しい瞬間」に変わります。ぜひ、最後までお付き合いください。

【職人直伝】茹で方の極意・早見リスト

時間がない方は、まずここだけ押さえてください。この5つを守るだけで、味のグレードが格段に上がります。

  • お湯はケチらない(麺100gに対し、お湯は1リットル以上が鉄則)。
  • 【重要】沸騰したお湯に「梅干し」を1粒入れる(コシが劇的に変わります)。
  • 差し水(びっくり水)は禁止(お湯の温度を下げないこと)。
  • 菜箸で優しくほぐす(生麺はデリケートなので、切れないように)。
  • 氷水で「これでもか」というほど洗う(ぬめりを完全に取り去る)。

なぜ、「梅干し」を入れると劇的に美味しくなるのか?

「そうめんを茹でる時に梅干し?」と驚かれるかもしれませんね。 実はこれ、私たちマルカツ製麺所の人間も太鼓判を押す、理にかなった裏技なのです。

小麦を引き締める「弱酸性」の魔法

日本の水道水は、一般的に中性から「弱アルカリ性」であることが多いのですが、実は小麦粉に含まれるデンプンやグルテンは、アルカリ性のままだと少し溶け出しやすく、コシが弱くなりやすい性質を持っています。

そこで、お湯に梅干しを1〜2個入れます。 すると、梅干しに含まれるクエン酸がお湯に溶け出し、水質が「弱酸性」へと変化します。この酸性の力が麺の表面をキュッと引き締め、デンプンの流出を防いでくれるのです。

結果として、「外はツルツル、中はモチモチ」という、生そうめん本来の最強の食感が生まれます。  梅の味や匂いが麺に移ることはありませんので、ご安心ください。

「生」だからこその、五感を満たす小麦の香り

乾麺が「保存の芸術」なら、生そうめんは「鮮度の芸術」です。 袋を開けた瞬間に広がる、少し甘いような小麦粉の香り。これは乾燥工程を経ていない、生麺だけの特権です。

茹で上がった麺を冷水で締め、ザルに上げた瞬間を想像してみてください。 半透明に輝く麺肌は、まるで宝石のように艶やか。箸で持ち上げると、ずっしりとした水分量を感じるはずです。

口に入れた瞬間、乾麺のような「パツッ」とした食感ではなく、歯を押し返すような「ムギュッ」とした弾力。そして喉を通る時の、抵抗なくなめらかに滑り落ちる感覚。 このコントラストこそが、私たちが届けたい「本物のそうめん体験」なのです。

マルカツ製麺所だより:湿度との対話が生む「生」の命

【私たちの工場では…】

私たちマルカツ製麺所の朝は、空気を読むことから始まります。

乾麺を作る場合、乾燥室の温度と湿度管理が命ですが、「生そうめん」の場合は、その一歩手前、「半生」の状態を見極める瞬間が勝負です。

職人が麺に触れた時、指先に吸い付くようなしっとり感があるか。 ほんの少しでも乾燥しすぎれば、  生麺特有のモチモチ感は失われます。逆に水分が多すぎれば、ご家庭に届くまでに品質が落ちてしまう。

機械の数値も見ますが、最後は必ず人間の手で触れて確かめます。「今日は湿気が多いから、もう少しだけ風を当てよう」。そんな職人の微調整の積み重ねが、茹で上がりのあの一口に繋がっています。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 茹でた後、保存はできますか?

基本的には「茹でたて」が命ですが、余ってしまった場合は水をよく切り、少量の油(オリーブオイルやごま油)を絡めて冷蔵庫へ。翌日は炒め物(ソーメンチャンプルー)にすると、生麺特有のモチモチ感が活きて大変美味しいですよ。

Q2. 茹で時間は表示通りでいいですか?

表示時間はあくまで目安です。生麺は水分量によって茹で上がりが早いため、表示時間の30秒前くらいから一本食べてみて、芯がなくなった瞬間がベストな引き上げ時です。

Q3. 「生そうめん」はどこで買っても同じ味ですか

いいえ、実は全く違います。使用する小麦粉の種類、塩加減、そして何より「どの段階で製麺を止めてパッケージするか」という職人の判断で、食感は別物になります。

「スーパーで買った生麺は、なんだか粉っぽかった…」 「コシというより、ただ硬いだけだった」

もし過去にそんな経験をされて、生そうめんを敬遠されているのであれば、それは本当に美味しい生そうめん还没出会っていないだけかもしれません。

小麦の香りが爆発するような、本場の生そうめんを一度でいいから食べてみたい」 そう思われた方は、ぜひ一度、私たちの直販サイトを覗いてみてください。工場から直送する鮮度は、市販品とは一線を画すと自負しています。

最後に:小豆島のマルカツ製麺所から

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 たかが茹で方、されど茹で方。 手間ひまかけて作った麺だからこそ、最後にお客様の手で最高に美味しく仕上げていただけることが、職人にとって何よりの喜びです。

今日お伝えした「梅干し」のひと手間を加えて、ぜひ驚きの食感を体験してください。 もし、「まだ手元に生そうめんがない」「もっと美味しい麺を探している」という方がいらっしゃいましたら、私たちの自信作をご用意してお待ちしております。

「百聞は一食に如かず」。 その感動を、あなたのご自宅へお届けします。

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