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記事の監修:マルカツ製麺所

マルカツ製麺所は、創業以来地域に根ざし、厳選した国産小麦と清らかな水を使った麺づくりにこだわってきました。確かな製法と経験をもとに、うどんやそばを中心とした美味しさと品質を追求し、食卓に笑顔を届けています。

生そうめんと乾麺の違い —— 鮮度・保存・使い分け・鮮度・保存・使い分け早わかり

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生そうめんと乾麺の違い —— 鮮度・保存・使い分け・鮮度・保存・使い分け早わかり

「生そうめん」って何?そう思われたあなたへ

スーパーの麺売り場や通販サイトで「生そうめん」という言葉を見かけて、「いつもの乾麺と何が違うんだろう?」と不思議に思われたことはありませんか?

そうめんは乾麺が一般的ですから、生麺と聞いても味や食感のイメージが湧きにくいのは当然のことです。「茹で方が難しそう」「保存はどうするの?」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、私たち職人が日々触れている「生そうめん」と「乾麺」の決定的な違いについて、食感や香り、そして台所での扱いやすさの視点から丁寧にお話しします。

読み終える頃には、その日の気分や献立に合わせて、「今日はモチモチの生にしよう」「今日はのど越しの乾麺がいいな」と、迷わず楽しく選べるようになりますよ。

小豆島のマルカツ製麺所からお届けするこのお話が、あなたの食卓に新しい風を運ぶきっかけになれば嬉しいです。

忙しい日でも迷わない!用途別・早見ヒント

まずは、台所に立つ皆様がパッと見て判断できるように、特徴を整理しました。「今日はどっちを使おうかな?」と迷ったときの目安にしてみてください。

  • 生そうめん(モチモチ・香り重視
    • おすすめの季節: 一年中(特に秋冬の温かいメニューや、特別な日の冷やしに)
    • 向いている料理: パスタ風のアレンジ、釜玉そうめん、つけ麺
    • 食感の特徴: うどんのような強いコシと、もちっとした弾力
    • 保存: 冷蔵庫(または冷凍庫)で保存。賞味期限は短めです。
  • 乾麺(ツルツル・のど越し重視)
    • おすすめの季節: 夏の暑い日、常備食として
    • 向いている料理: 冷やしそうめん、にゅうめん、お吸い物
    • 食感の特徴: パツンとした歯切れの良さと、滑らかなのど越し
    • 保存: 常温の冷暗所。長期保存が可能で、熟成の変化も楽しめます。
  • 量の目安(職人からの提案)
    • 1人前=生麺なら1袋(約100g〜120g)、乾麺なら2束(約100g)が目安です。
    • お腹の空き具合に合わせて調整しやすいのは、束になっている乾麺ですね。

初めてでも分かる食感の違いと、小麦の香りを楽しむコツ

製麺所の朝、生地を練り上げているときは、あたり一面に小麦の甘く優しい香りが漂っています。

この「作りたての香り」をそのまま封じ込めたのが生そうめん、太陽と風の力で旨みを凝縮させたのが乾麺。それぞれの良さを、もう少し深く掘り下げてみましょう。

小麦の息吹を感じる「生」と、熟成の旨みを感じる「乾」

一番の大きな違いは、やはり水分量が生み出す「食感」と「香り」にあります。

一般的に私たちが慣れ親しんでいる乾麺は、しっかりと乾燥させる工程を経ることで、麺の水分が飛び、キュッと引き締まった状態になります。

茹で上げたときには、口の中で「ツルッ」と滑り込み、噛めば「プツン」と心地よく切れる、あの爽快なのど越しが生まれます。また、乾燥工程で油と小麦が馴染み、熟成されることで生まれる独特の風味は、乾麺ならではの深い味わいです。

いっぽうで生そうめんは、乾燥させる前の、水分を多く含んだ状態で皆様のお手元に届きます。

最大の特徴は、驚くほどの「モチモチ感」です。細い麺でありながら、噛むと押し返してくるような弾力があり、口いっぱいにフレッシュな小麦の香りが広がります。「そうめんは飲み物」なんて言葉もありますが、生そうめんは「しっかり噛んで味わう麺」と言えるかもしれませんね。

【マルカツ製麺所だより】
私たちの製麺所では、生そうめん用の生地は、乾麺用とは少し配合を変えています。乾燥させない分、小麦本来の瑞々しさを最大限に残せるよう、その日の湿度に合わせて加水量を指先の感覚で微調整しているんですよ。

2分で変わる?生そうめんの茹で時間と、乾麺の扱い方の目安

お湯が沸騰して、鍋蓋がカタカタと鳴る音を聞くと、なんだかお腹が空いてきますよね。

ここでは、それぞれの特徴を引き出すための、ちょっとした茹で方のコツをお話しします。

生そうめんは「スピード勝負」、乾麺は「優しく泳がす」

生そうめんを茹でるとき、一番大切なのは「目を離さないこと」です。

水分を含んでいるため、熱湯に入れるとすぐに火が通ります。商品にもよりますが、茹で時間は約2分前後と非常に短いのが一般的です。

また、麺同士がくっつきやすい性質があるので、大きめの鍋でたっぷりのお湯を沸かし、麺を入れたらすぐにお箸で優しくほぐしてあげてください。「ちょっと早いかな?」と思うくらいで味見をするのが、コシを残すポイントです。

対して乾麺は、乾燥して硬くなっている分、少し長めの時間(2分〜3分程度)をかけて、お湯の中で戻していきます。

乾麺の場合は、鍋の中で麺がくるくると対流するように(これを私たちは「麺が泳ぐ」と言います)、火加減を調整するのがコツです。多少茹で時間が前後しても食感が崩れにくいので、忙しい夕飯時などには乾麺のほうが扱いやすいかもしれませんね。

どちらも共通しているのは、茹で上がったらすぐに冷水(できれば氷水)でしっかりと揉み洗いをして、ぬめりを取ること。これで麺が「キュッ」と締まり、口当たりが格段に良くなります。

【マルカツ製麺所だより】
茹で上がった麺を水で締めるとき、職人は手のひらで麺の温度と弾力を確かめます。冷水に浸けた瞬間、指先に伝わる麺のハリが変わる瞬間があるんです。ご家庭でも、ぜひ「手」でその変化を感じてみてください。料理が少し楽しくなりますよ。

冷蔵庫か常温か?鮮度を保つ保存期間と場所の3つの鉄則

台所の棚を開けたとき、乾物の香りがすると少し安心しませんか?

「たくさん買ったけれど、どうやって保存すればいいの?」という疑問に、品質管理の視点からお答えします。

鮮度が命の「生」は冷蔵、時を楽しむ「乾」は常温で

保存方法については、両者はまったく逆の性質を持っています。

  1. 生そうめんは「生鮮食品」として扱う生そうめんは、お肉やお魚と同じ「生もの」だと考えてください。常温に置くと傷みやすいため、必ず冷蔵庫で保存します。賞味期限も製造から1ヶ月程度と短めです。「すぐに食べきれない」という場合は、袋のまま冷凍保存するのもおすすめです。食べる際は解凍せず、そのまま熱湯に入れて茹でることができますよ。
  2. 乾麺は「湿気」を避けて常温で乾麺は長期保存が得意です。直射日光と湿気を避ければ、常温で1年〜2年(古物・大古など熟成度によります)は美味しく召し上がれます。ただし、そうめんは「匂い移り」しやすい性質があります。石鹸や洗剤、香りの強い食材の近くは避けて、密閉容器に入れて保管してあげるのが、美味しさを守る鉄則です。
  3. 梅雨時期の注意点乾麺にとって一番の大敵は、梅雨の湿気です。もし開封して余った乾麺があれば、この時期だけは密閉袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れてあげるのも、カビや虫を防ぐ良い方法です。

【マルカツ製麺所だより】
小豆島の冬、寒風に晒して乾燥させている麺は、日々少しずつ水分が抜けていきます。完全に乾燥した麺は、木箱の中で「熟成(厄)」という眠りの期間に入ります。乾麺が時を経るごとにコシを増すのは、この静かな眠りがあるからなんですよ。

まとめ|日々の食卓が、もっと豊かになるヒント

ここまで、生そうめんと乾麺の違いについて、職人の視点からお話しさせていただきました。

モチモチとした食感と小麦の香りをダイレクトに楽しむ「生そうめん」。ツルリとしたのど越しと、熟成された旨みを味わう「乾麺」。

今回お届けしたヒントで、そうめん選びが少しでも楽しい時間になれば、私たちにとってそれ以上の喜びはありません。

大切なのは、ご自身の舌で「好き」だと感じる一本を見つけることです。

「今日は時間があるから、生そうめんを釜玉で食べてみようかな」

「暑いから、キンキンに冷やした乾麺で涼もう」

そんなふうに、季節や気分に合わせて使い分けることで、いつもの食卓に小さな変化と彩りが生まれます。

細さやコシの違い、産地の流儀などに想いを馳せながら味わう一杯は、きっと格別なものになりますね。今日の知識が、その旅のささやかな道しるべになれば幸いです。

【最後に:小豆島のマルカツ製麺所から】

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

小豆島にある私たちの小さな製麺所では、今日も変わらず、一本一本のそうめんと向き合っています。

昔ながらの乾麺はもちろん、職人がこだわり抜いた生そうめんも、島の空気とともにお届けしています。もし、私たちのそうめん作りや日々の様子に少しでも興味を持っていただけましたら、製麺所のウェブサイトをいつでも気軽に覗きに来てください。

皆様の夏の食卓が、美味しいそうめんで満たされることを心から願っております。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 生そうめんは冷凍保存できますか?

A. はい、可能です。買ってきた袋のまま冷凍庫に入れていただければ、約3ヶ月ほどは美味しさを保てます。調理する際は、解凍せずに凍ったまま沸騰したたっぷりのお湯に入れて茹でてください。解凍すると麺がくっついてしまうので、そこだけご注意くださいね。

Q. 乾麺をパスタのように使ってもいいですか?

A. もちろんです!実は乾麺のそうめんは、オリーブオイルやトマトソースと非常に相性が良いのです。パスタよりも茹で時間が短く済みますし、麺が細いのでソースがよく絡みます。少し硬めに茹で上げるのが、美味しく作るコツですよ。

Q. 生そうめんを贈答用に送っても大丈夫でしょうか?

A. 生そうめんは珍しさもあり、グルメな方への贈り物として大変喜ばれます。ただ、要冷蔵の商品が多いため、配送方法は「クール便」をおすすめします。また、賞味期限が乾麺より短いので、相手先様がすぐにお召し上がりになれるか、少し配慮して差し上げるとより安心ですね。

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